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046月/18

免疫と同じ作用機序での殺菌(機能水)


機能水療法を始めました。薬剤ではなくアレルギーや副作用もないので安心して使用できます。さらに人間の免疫と同じ作用機序で殺菌をするので効果も期待できます。
そもそもの開発は、歯周病菌に対し除菌できるようなものはないかという研究から始まりました。歯周病菌はバイオフィルムという強固なぬめりの中に住んでおり、以前の薬物療法ではその中のばい菌に薬を到達させるのに苦労していた歴史があります。ばい菌をやっつけるために強い薬を使う従来の薬物療法の考え方ではどうにも太刀打ちできなかったようです。
(あまり強い薬を使い続けると、除菌されるべきばい菌より先に我々の体が参ってしまいます)抗生物質耐性菌の出現などは、それらの戦いの副産物とも言えます。
機能水には2通りの殺菌機序があり、それぞれ得意分野が違います。例えばバイオフィルムの除去と殺菌効果は全く別の機序で起こり、その2つが理想的な順番で作用してくれることによって初めて効果が現れるものになります。
最初に強固なバイオフィルムの中の細菌がバイオフィルムをはぎ取られた単純な菌の状態になり、次に丸裸の細菌を殺菌効果でやっつける。そうなれば人体に有害な濃度の科学薬品を使うことなく理想的な殺菌ができるのではないでしょうか。

機能水は確かに最近のトレンドで、まったく医療の知識のない方が機能水は人気があるという、にわかベンチャー的な作成をして販売をなさっているのをよくお見掛けします。ただそのあたりをよく理解しないでなんでも同じだと思って使うと、口腔内のたんぱく質の繊維化(歯肉がだんだん硬くなり抵抗力が無くなってしまう)を招いたり、そもそも殺菌できていないという事態も起こる可能性があります。
当院で採用しているポイック水(エピオス水)は、純粋な水と塩を電気分解して作られる機能水で、誤飲した場合でも体内で水と塩に分解されてしまう安全なものです。
人間の体の白血球の持つ生体由来と同じ殺菌成分を、水と塩だけを特殊な機械で電気分解して作るというところがミソで、そこには一切の化学物質の添加がないのに、ほとんどのウイルスを10秒以内に不活化できるほど殺菌作用が優れているという、まさに21世紀のオーラルケアグッズではないでしょうか。
ただし、歯周病の治療をしないで機能水だけでよくなるかといえば、答えはNOです。やはり歯石や汚れを落とさせいていただき、歯肉の中にある病的組織の切除等も必要な場合があります、それに加えての除菌ということになります。

当院でも歯周病や口臭でお悩みの方にご説明をさせていただいております。治療の一環として医師の裁量のもと、患者様との同意のもとで使用するものなので販売のみを行うことはできませんが、当院で治療を行われる患者様には有料でお分けしておりますのでぜひご利用ください。