インプラント歯科
インプラント治療とは?
インプラント治療とは、歯を失ってしまった場所(歯槽骨)に、人口の歯の根っことなるインプラント体を埋め込み、
その上に上部構造と呼ばれる歯の部分をつける治療方法です。
なぜインプラント治療なのか?
実は全ての歯には意味があり、すべての歯が揃うことで、健康な口の働きを保つことができます。
お口の中の環境はかなり過酷なのです。その理由として、
・多湿 :常に唾液で溢れている
・温度変化:冷たい物~温かい物まで口の中に入ってくる
・負荷 :食事を摂る時の噛む力は、男性約60kg、女性約40kg程度の力がかかる。
就寝時の歯ぎしりや食いしばりはそれ以上の力がかかります。
もしも、患者様ご自身がこのような環境化で日常生活をすると考えたらいかがでしょうか?かなり大変ですよね。。。
そのために、もしも歯を1本でも失ってしまうと隣の歯が抜けた歯の方向に倒れてきてしまい(下図)、結果的に両隣の歯も抜けてしまいます。
また、歯を1本失ってしまうことでかみ合わせも崩れてしまうので、噛み合っていた反対側の歯は伸びてきてこちらも歯が抜けることになります。
このように歯を1本でも失うことで、お口の中のバランスが崩れ、結果的にお口の中の歯が抜けていき、口腔内の崩壊につながるのです。
「歯が抜けてしまっても入れ歯をいれれば大丈夫ですよね?」
「ブリッジという方法で補えば良いんでしょ?」
患者様とお話している時にこのような質問をいただくこともあります。
確かに抜けてしまった歯の治療方法は、インプラントだけではなく、他にもブリッジと入れ歯という選択肢がありますが、ブリッジと入れ歯は根本的な解決方法には至っていません。
ブリッジは失ってしまった歯の場所を補うために健康な両隣の歯を削ることになり、1本の歯を支えるためにかかる力の負担が多く、結局両隣の歯を失うことになります。
入れ歯についても、歯を失っている状態は変わりないので、次第に口腔内のバランスが保てなくなり、歯を失うことになります。
「入れ歯が前よりも合わなくなってきたから作り直したい」
「入れ歯の一部が当たって痛い」
入れ歯を入れている患者様からご相談をいただくことがありますが、これはお口の中の状況が変化しているからです。
そのために、歯を失ってしまった場合にも、お口の中のバランスを保つことができる治療がインプラント治療なのです。
インプラントをより気軽に
当院では、皆様により気軽にインプラント治療を受けていただけるように低価格モデルをご用意しました。国産インプラントのAQB、1ピースタイプがそれです。土台と骨内埋入部が一体化しているため、術後の処置が簡略化できます。
当院では1ピースインプラント埋入と術後CT撮影、白い陶材の歯がセットで28万円(税別)で行わせていただいております。
欠損の本数が少なく、見た目にこだわらない奥歯用となりますが利用価値は大きいと思います。
また予後が良く見た目も綺麗な2ピースインプラント(ノーベルバイオケア製)も別料金でご用意しております。
歯周疾患や骨の状態によってはお受けできない場合もございますので、別途術前検査が必要となることをご容赦ください。
インプラントイメージ図
当医院では、インプラント治療後の感染予防にも徹底しております。
感染予防用のインプラント専用器具
インプラント治療では、最新のCTを使った画像診断を行っております。
インプラント手術後の注意
手術後の注意点をいくつかお伝えします。
よくお読みになって、気をつけてください。
①通常は一日程度、唾液に血液が混ざります。もし、出血が多いようであれば、清潔なガーゼを丸めて噛んでください。およそ1時間程で止まります。もし、2時間経っても、出血しているようであれば、すぐにご連絡ください。うがいはなるべくしないようにしましょう。出血、痛みの原因にもなります。
②長風呂は避けて、シャワーで軽く流す程度にしてください。
③激しい運動は控えてください。出血、痛みの原因になります。
④刺激の強い食事や、お酒、タバコは2週間程度避けてください。
⑤術部は大変気になると思いますが、舌で触ったり、指でいじったりしないでください。
⑥お薬は必ず、処方された通りに飲むようにしましょう。医院の指示通りに飲んでいただき、じん麻疹などの症状が現れたら、すぐに飲むのをやめて、ご連絡ください。
その他気になる事などありましたら、すぐにご連絡ください。
インプラント治療は多少期間がかかりますので、根気強く、これからも私たちと一緒にがんばっていきましょう。
当院では、除菌システムを完備し「細菌数ゼロ」の歯科治療水で治療を行なっています。
定期的な第三者検査機関の細菌検査など、日々詳細な規則を順守し水質管理に努めています。
さらに、その治療水の残留塩素濃度(消毒効果)を常に10ppm以上に保ち、除菌しながら治療を同時に行なえる歯科治療を実施しています。(国の水道水基準値は0.1ppm以上)
詳細は、以下のページをご確認ください。
特定非営利活動法人POIC研究会