歯ぎしりにおけるマウスピースの効果
歯の擦り減りを軽減できます
歯ぎしりの「ギリギリ・・・」という音は、歯と歯がすれる音です。その際に、歯が削れてしまい、歯に与えるダメージが大きくなります。マウスピースを使用することにより、上の歯と下の歯が直接すれ合うことを防止し、歯のすり減りを防止し、歯ぎしりの音の軽減にもつながります。
顎の痛みの軽減・顎関節症の予防
歯ぎしりによって、歯や歯茎・顎にかかる負担は思っている以上に大きいです。マウスピースのゴムが、歯にかかる負担を吸収してくれるので、歯や顎にかかる負担を軽減することができ、顎の痛みの軽減と顎関節症の予防につながります。
筋肉の緊張をやわらげる
歯ぎしりが行われているときは、口元や顎の筋肉が緊張し、硬くなっています。マウスピースを使用することで、かみ合わせの位置が高くなり、歯に力が入らなくなるので筋肉の緊張を和らげることが出来ます。



歯ぎしりの原因
大きな原因は「ストレス」
歯ぎしりの原因は大半が「ストレス」と言われています。一日過ごしていたら、ストレスを感じることも多々あると思います。ただ、受けたストレスを溜め込み、発散することが出来ずにいると就寝中に歯ぎしりや食いしばりが起きやすくなります。
かみ合わせの問題
かみ合わせが悪く、顎の骨格の異常によって、歯ぎしりが起こりやすくなります。かみ合わせが悪いと、私達は無意識の内に痛みを感じない方を使うようになります。そのため、一箇所の歯や歯茎に負担がかかり、筋肉に負荷が偏ってしまいます。
また、無理にかみ合わせを合わそうとして不正咬合が起こる場合もあります。
歯ぎしりによる悪影響
歯肉炎や顎関節症になる
歯ぎしりの力は、約40~60キロに及ぶといわれています。その強大な力ゆえ、歯や歯茎、顎には大きな負担がかかっています。毎晩のように歯ぎしりを行っていたら、歯を痛め、歯茎の炎症を引き起こすこともあります。
偏頭痛や肩こり
口の動きと顎の動きは連動しており、咀嚼筋や側頭筋にも負荷がかかってきます。そして、その筋肉は頭部や首の筋肉までつながっています。歯ぎしりを行っている際は、筋肉が過剰運動しており、常に働いている状態です。そのため、余計な力を使い、疲労感からくる偏頭痛や肩こりの原因にもなってきます。
歯ぎしりの予防法
ストレスを溜め込まない!
よく笑い、好きなものを食べ、趣味などを見つけてみましょう!ストレスを溜め込まないことが、一番の歯ぎしりの予防法になります。
かみ合わせの矯正治療
かみ合わせがあまりに悪い場合は、かみ合わせ治療を行うことで歯ぎしりの緩和につながります。
筋肉のマッサージ
耳の前や耳の下、頬骨の下まで押したり伸ばしたりしてみても良いでしょう。マッサージで筋肉をほぐしてあげると、血液の流れも良くなり、顎の痛みも楽になります。
質の良い睡眠ができる環境をつくりましょう
睡眠は非常に大切です。十分な睡眠時間と質の良い睡眠ができるよう、安眠できる環境をつくるようにしましょう。
スポーツマウスピース
瞬時に咬みしめたり、力を出したりすることの多いスポーツでは
その力で歯をいためてしまったり、予期せぬ外傷がつきものです。
当院では大切な歯を守る為のスポーツ専用マウスピースをお作りしております。
ご本人専用のオーダーメイド製高機能マウスピースです。
睡眠時無呼吸症候群用スリープスプリント
軽度な症状に適した治療法
睡眠時無呼吸症候群(SAS)を歯科装具(マウスピース)で予防する方法です。スリープスプリントとも言われています。下あごを上あごよりも前方に出すように固定させることで上気道を広く保ち、いびきや無呼吸の発生を防ぐ治療方法です。
マウスピースをつけて寝るだけ、と思うと手軽に思えるかも知れませんが、必ずしも全ての症例に効果的な治療方法というわけではありません。中等症までの閉塞性睡眠時無呼吸タイプに対しては比較的効果が見られやすい一方で、重症の方の場合には治療効果が不十分とされる報告もあります。
呼吸器内科の専門医の先生からのご依頼の場合は保険治療の適用となります。
当院では、除菌システムを完備し「細菌数ゼロ」の歯科治療水で治療を行なっています。
定期的な第三者検査機関の細菌検査など、日々詳細な規則を順守し水質管理に努めています。
さらに、その治療水の残留塩素濃度(消毒効果)を常に10ppm以上に保ち、除菌しながら治療を同時に行なえる歯科治療を実施しています。(国の水道水基準値は0.1ppm以上)
詳細は、以下のページをご確認ください。
特定非営利活動法人POIC研究会