破折歯保存療法

皆さん大切な歯が割れてしまい 慌てて歯医者さんに駆け込んでも、この割れた歯は抜歯なんですよねと言われてしまってガッカリした経験はありませんか? 歯にひびが入ってしまう破折歯ですが、破折の方向や破折の具合によっては 抜歯をせずに済ませられる場合もあります。

その① 割れた方向が横方向で、歯を支えてる骨よりも上だった場合

この場合は レーザーを用いて歯茎を成形することにより 再び歯をかぶせられる 可能性が高いです(レーザー歯肉形成 ¥15000)

その② 割れた方向が斜め方向で、歯を支えている骨より割れた部分が下の位置に存在。ただし破片を取った後、歯の根っこの長さが十分にある場合

この場合もレーザーを用いて歯茎を成形することにより 再び歯をかぶせられる可能性があります (レーザー歯肉形成¥20000)

その③ 破れた方向が縦方向で、割れてから時間が経っていない場合

通常縦方向に歯が割れた場合は、他の治療法はなく即抜歯となるケースがほとんどです。 ただし、ひびが入っている、もしくは強く押すと破れている線が見え、場合など、割れてから時間が経っていない場合は破折片という割れた歯の部分が比較的正しい位置におさまっているため、 破れた歯の内部をレーザーで十分殺菌乾燥し 特殊な接着剤を用いでくっつけることで、再び歯をかぶせることができる可能性があります。
(保険治療適応外。*再移植処置の必要のない一般的な症例の場合。破折歯再合着+ファイバーコア築盛 ¥60000程度。別途差し歯が必要となります)

一方 割れてしまってから時間が経ってしまったケースでは 縦方向の割れの場合 破折線と言われた歯の部分が元の位置から移動を始めてしまうため、接着をしようにもうまく装着できないケースが ほとんどです。なので 破折が疑われたらば 放っておかずに すぐに来院されることをお勧めします。

その①、その②のケースでは、健康な歯と同等もしくは 少し劣るぐらいの強度までの回復が可能となります。

その③のケースでは、抜歯を回避することは可能ですが固いものを噛んだり食いしばったりするような、歯にストレスがかかる行動は禁忌となります。
(噛み合わせを緩くするなど、その歯に直接強い力がかかり続けない噛み合わせの調整が必要な場合もございます)
症例としては、奥歯はしっかり噛めている場合の前歯や小臼歯が適応となります。

どうしても抜きたくない、インプラントの手術は怖い、どうしても ブリッジ になりたくないなどの願望をお望みの方には 最適な治療と思われます。


当院では、除菌システムを完備し「細菌数ゼロ」の歯科治療水で治療を行なっています。
定期的な第三者検査機関の細菌検査など、日々詳細な規則を順守し水質管理に努めています。
さらに、その治療水の残留塩素濃度(消毒効果)を常に10ppm以上に保ち、除菌しながら治療を同時に行なえる歯科治療を実施しています。(国の水道水基準値は0.1ppm以上)
詳細は、以下のページをご確認ください。
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